現在、大多数の学校が行っている連絡といえば、「電話連絡」です。電話での連絡網は先生から最後の保護者にまで伝わるのが数時間かかります。 連絡中には伝わる内容に違いがでてしまう場合があり、的確に伝わらないのが現状です。
被害状況は下校中・帰宅途中・登校中など、学校外での行動時が大半です。通学路での被害も多く、学校指定の通学路が安全とは限らなくなっています。
保護者様への連絡方法は、プリント配布や電話を順番にまわすなどの方法が一般的でした。この方法では情報伝達に時間がかかり、また的確に連絡することが困難でした。
【プリントの配布】
・保護者へ届くまでに時間がかかる。
・配布プリント自体を読まない。
【電話連絡網】
・連絡内容の正確性に欠ける(伝言ゲームのようになる)。
・電話がつながらない場合、連絡されない。
・名簿の配布が問題となる(個人情報保護法)。
昨年の個人情報保護法案の施工にともない、個人情報を取り扱う方や企業の意識が高まり、漏洩をなくす取り組みが始まりました。
教育機関では、園児・児童・生徒を含めた保護者様の個人情報の取り扱いを避けて通ることは不可能です。
セキュリティを強化することは、パソコンやデータサーバーで機械的に行うことは可能です。
しかし、一番重要なのは「人」です。個人情報を管理する責任者様を決め行いますが、コンピュータは、人が取り扱います。
その人が、個人情報に関しての意識をどこまで持っているかで決まります。
そして、何より人が、人に対する「思いやりの心」を持った教育・指導が必要不可欠だと考えます。